失恋した時に○○を食べると良くない!?

コーヒータイム

やけ食いだ!

食べ物って心を満たします。
ストレスがたまっている人は甘い物や脂っこいものをどんどん食べて太ってしまうという事がありますが、食べるということで身体だけじゃなく心も満足するのです。

でも甘いものを食べてストレスを解消で来たり、イライラがなくなるという事があるのでしょうか。
食べるということで精神的に安心するという効果はあるようですが、甘いものに限っては逆に、うつ症状を上昇させたり、不安な気持ちが強くなるなど満足とは逆の効果があるといわれているのです。

これはコンスタンス・ハーレル氏が大学で研究した結果によって明らかになったことで、甘いものに含まれているある成分が影響しているといわれています。
もしこれが本当なら、失恋したときにこそ、食べてはいけないものがある……という事になります。

甘いものに含まれるある成分とは

コンスタンス・ハーレル氏が研究によって導き出した甘いものとストレスやうつ、不安の関係ですが、ここに深くかかわってくる成分が「フルクトースという成分です。
甘みの強い果実、メロンやベリーのほか、はちみつなどにも含まれている果糖類ですが、実はこの成分、甘みのある食品にはほとんどといっていい位入っているのです。

この研究はラットを利用して10週間行われました。
若いラット、大人のラットを利用し、それぞれ2つのグループに分けて、片方には果糖類、つまりフルクトースがたくさん含まれている餌を与え、もう1つのグループには普段利用されている標準的なラットの餌を与えました。
大人のラット、若いラット、それぞれがグループ分けされ果糖類が多い餌、標準的な餌を与えたのですが、うつの症状を発症したのは果糖類が多い餌を食べた「若いラット」たちでした。

ここで導き出された結果が、甘いものを子供の時などによく食べていた場合、うつのリスクが高まる、ストレスを受けやすい状態になるという研究結果だったのです。
しかしこの研究はまだラットの段階なので、人間についてどのような結果になるのかわかっていません。

甘い物を食べてまた落ち込む?

この研究結果が、人に当てはまるのかどうかは別として、うつを上昇させる可能性があるのなら、失恋して心がひどく落ち込んでいる時、チョコレートやケーキなどの甘いものを食べるのはよくないという事になります。
落ち込んでいるところに、さらに落ち込む要素をたとえまだはっきりしていないとはいえ、プラスする事はありません。

失恋したときには甘いものを食べるのではなく、友達と一緒に囲めるお鍋など食べに行く方が心にも体にもいいのかもしれません。
もちろん、失恋した友達を励ます際の差し入れに、ケーキやチョコレートは利用しないほうがいいでしょう。