「好きだからいじめる」は男性特有のもの?
小学生のときになぜだか意味もなく男子に絡まれてしまったり、こちらが泣くまであれこれからかわれて本当に迷惑をしてしまったという思い出がある女性も多いのではないでしょうか。
またここ最近ニュースでよく聞く芸能人へのSNSでの脅迫文書や暴言といったものも、実際に犯人を捕まえてみたらただのファンだったということもあります。
女性にとってはにわかに理解しづらいところですが、男性心理として自分が好きな女性に対して何らかの迷惑行為をしたくなるという傾向はあるようです。
はっきり結論だけを言ってしまうと自分が好きな女性に対して不快になる言動をするというのは非常に幼い精神によるものであると言えます。
しかしながらいくら身体の年齢が高くなってもそうした本能的な行動というものは簡単には消せないものですので、もし現在周囲の男性から身に覚えのない言動を受けているならまずは冷静に相手の様子を細かく探ってみることをおすすめします。
よく言われる言葉に「好きと嫌いは表裏一体」というものがありますが、激しく嫌うような仕草をしている男性がいるということはそれは裏返すと強烈に気にかけられているということになります。
もし少し前までちょっといい感じであったはずの男性が急に態度を冷たくしてきたり、こちらが不愉快になるような言動をするようになったなら、そこで何か心理的な変化があったと疑ってみるのがよいでしょう。
「好き避け」とは
好きな子ほどいじめたくなるという男性特有の心理のことを「好き避け」と言ったりします。
好き避けとは、本当は相手のことが好きでもっと仲良くなりたいと思っているにも関わらずその相手に対して冷たい態度をしたり、余計な一言を言って怒らせてしまったりするようなことを言います。
好き避けという行動は男性ばかりでなく女性にもよくあることなのですが、特に男性の場合は攻撃的な行動として表に出てしまうことがよくあるようです。
なぜ好きなのに避けてしまうかというと、その原因として考えられることに「好きであることを認めたくない」「相手に自分を特別だと思わせたい」「好きであるからこそ行動が目について腹が立つ」といったことがあります。
中でも最も大きいのが「相手にとって特別であると思わせたい」ということです。
これは有名アイドルへの犯罪予告と根を同じくするもので、相手を愉快にさせることができないので反対に相手にとって非常に不愉快な行動をすることで自分の存在をアピールしようという意図によっています。
これは実際に女性側も自分にとって嫌なことを言う人を特別視するという恋愛傾向があるので、一概にただの迷惑行為というわけでもありません。